- データーベースって何?
- 初めてのSQL
1.データーベースって何?
データーベースは様々なデータを格納しておくものです。現在、複数のテーブルでデータを管理するRDB(リレーショナルデーターベース)が主流です。
この特徴は以下です。
- 複数の表でデータを管理
- 個々のテーブルには名前がある
- テーブルはカラムと行(レコード)で構成されている
→1つの行が1つのデータとなっており、列はそのデータの要素に対応する
例えば以下のようなもので説明をしますと、
# |
First |
Last |
Handle |
1 |
Mark |
Otto |
@mdo |
2 |
Jacob |
Thornton |
@fat |
3 |
Larry |
the Bird |
@twitter |
カラムは、#、First、Last、Handleというものです。そこに、1から3までのデータが入っているということになります。この1から3をレコードといいます。
これから、この表の中身を操作する言語、SQL言語を使って様々なことをやっていきます。
また、データーベースの製品には様々なものが存在します。
代表的なものでいいますと、MySQL、PostgreSQL、SQLiteなどですね。
そして、これを使っていくためには、PC内部あるいはサーバーにも同じようにデーターベースがある必要があります。そのため、学習するに当たってはそれぞれ自分のPCにダウンロードする必要があります。しかし、今回の学習では、ひとまずクラウド上で演習が行える
DokoQL
を使用して演習を行っていきましょう。
2. 初めてのSQL
さて、それでは DokoQL にアクセスしてみてください。
DokoQLでは当初から一つのテーブルが用意されています。まずはデータを取り出してみましょう。
データーベースからデータを取り出すためには、SELECT文を使用します。
SELECT 日付 FROM 家計簿;
こんな感じで日付データだけを取得してみましょう。
SQLを記述したら、「SQL実行」ボタンを押してみてください。そうすると、下側にデータが出てきているかと思います。
SELECT文は、テーブルからデータを取得する時に使うSQLです。この文を使用して、SQLから様々なデータを取得することができるようになります。このSELECT文の使い方は、
SELECT <取得したいカラム名> FROM テーブル名;
になります。
最後にセミコロンがつきます。
ところで、各文の文言の間は半角スペースで記述をする必要があります。もし全角スペースで記述をした人は、
ERROR: syntax error at or near “SELECT 日付 FROM 家計簿” Position: 1 】
|
こんなエラーが出ているのではないでしょうか。
半角スペースに直して再度実行してみてください。
また、全てのデータ(カラム)を取得したいという場合に、一つずつカラムを指定していては結構面倒ですね。
SELECT 日付, 費目, ・・・ FROM 家計簿;
なんて書くよりも、
SELECT * FROM 家計簿;
と書く方がスッキリです。全部のカラムを取得したいという場合には、このアスタリスク「*」を使うことで簡略に記述をすることができます。
では、特定の箇所のデータだけが欲しいという場合にはどうするのでしょうか。それは、WHERE区というものを使って、どこのデータかということを特定するのです。
SELECT * FROM 家計簿 WHERE 出金額 > 3000;
こんな感じで指定をすることができます。これは、出金額が3000円以上のケースを取得してくるという形になります。WHERE区の書き方は様々なものがあります。等しいものを取得する時にはイコール(=)で結びます。
SELECT * FROM 家計簿 WHERE 費目=’給料’;
こんな感じですね。
最後の給料のところでシングルクォートがついています。これは文字列検索をかけるためのものだからです。
アスカルのオンラインプログラミング動画では、このような内容を学習することができます。
さらに詳細な内容を学習し、フリーランスエンジニアとして活躍することができるようになるところまで頑張っていきましょう!